セキュリティ

Compiereは、完全なアプリケーションレベルでのセキュリティを持ちます。職責管理、データセキュリティ、暗号化データ、情報監査機能が備わっています。

職責ベースセキュリティ

すべてのCompiereユーザはユニークユーザアカウントを持ちます。そのアカウントはそれぞれ1つまたはそれ以上の職責を持ち、システムデータや機能へのアクセス制限をすることができます。ログイン時にユーザアカウントと職責を選択します。その職責で設定されているメニュー表示や機能表示がされ、各ウィンドウやレポートなどもすべて制限され、セキュリティ管理をすることができます。

データセキュリティ

職責ベースのセキュリティに加えて、データレベルのセキュリティ管理を実現しています。データレベルセキュリティは、特定のデータやフィールド情報へのアクセスまでを制限することができます。このデータセキュリティは、Compiereプロフェッショナルエディションでの提供となります。

監査セキュリティ

Compiereでのトランザクションやアプリケーションメタデータへの変更などのデータ変更に対して、監査する機能を提供します。例えば、管理者がユーザの職責を変更した場合は、セキュリティポリシーなどの変更情報をログに残します。また、新しいトランザクションやデータ変更、特定のデータへのクエリー情報など、すべて監査ログとして残ります。